「今ここ」 という妨害

「今ここ」というワード。

スピ界ではもう知らない人はいない というほどに定着していますね。

スピの人たちはもう「今ここに在る」を当たり前のように取り入れてます。

「今ここに在る」のが まるでスピリチュアル界で生きていくであるかのようです。

「今ここ」については以前にも少し書いたのですが、
スピ界にあまりにも定着してきているので、
今一度 書いておくことにしました。

このワード、
覚醒の妨害
といっても過言ではないんです。

同じようなフレーズで
「過去は関係ない」
というものがあります。

「過去は関係ない」というフレーズは
自己啓発の場ではよく

「過去の失敗に囚われていつまでもクヨクヨするな!」とか
「過去は忘れて前を向いて進もう!」とか

過去に囚われずポジティブになってもらうために使われます。

私も自己啓発のレベルではその手法を使うことに異存はありません。

しかし 覚醒の視点から言わせてもらうなら

「過去は関係ない」ではなく
「過去は関係ないことにしてはならない」

んです。

私は悟りやノンデュアリティをリサーチしてきて
そのティーチャーたちが
「過去は関係ない」
と言っているのを何度も目にしてきました。

覚醒 (悟り) しているといわれるティーチャーたちが
「過去は関係ない」というようなことを言っていると、
「この人は悟りがウリなのに悟れていないね」
って分かる (バレる) んですよ。

悟りに至った人ならば
「過去は関係ない」
などと言うわけがないからです。

「今ここ」を重要視すると自ずと
「過去は関係ない」になってしまいます。

でも内観をやっているなら分かりますよね。

今 感じている様々な感情や
浮かんでくる思考、
それらの原因は過去の記憶 (記録) にあったんだと。

原因と結果、
その関係は時空を超えて起こります。

過去のいつの記録が今のモヤモヤに起因しているのか、
それを見つけ出して昇華させるのが内観です。

そしてそれは真の癒しにも通じているんです。

ですが「今ここ」にだけ注視させるという教えは
「過去」に目を向けるな!ってことにもなりかねません。

あるのは「この瞬間」だけだ。
人生とは常に「いま」なのである。
あなたの人生の全てはいつも「いま」展開している。

⇧ 世界的に超有名な覚醒者がこう言ってるそうです。

これを聞かされたとして、
はっきり言ってこれが人生に何か役に立つのか?
って私は思うんです。

頭で「はぁ〜」とか「ほぉ〜」とか分かったつもりになるのがオチじゃないでしょうか。

「原因探しはするな」
「原因探しはムダ」
「原因探しはやっても意味ない」

って言ってるティーチャーたちはとても多いです。

昨今のノンデュアリティも
「原因と結果はない」
「あるのは今だけ」

という思想です。

この教え、
「内観や手放しなんて必要ない」
って思わせるように仕向けてる

ってことなんですよね。

でも覚醒の道を進むならば
過去 (もちろん未来も) は大いに大事です。

というか、
人間にとってムダとか必要ないものなんて
何一つとしてないんです。

私に言わせれば
過去を蔑ろにするなんてもってのほかです。

でも今のスピ界では
過去を無視するような教えで覆い尽くされていて
みんなの覚醒を邪魔しているのです。

だけどね、
自分が真からラクになりたいのなら、
そして覚醒していくには、
苦しい過去にも目を向けて
昇華させていかなくてはならないのですよ。

過去を見つめ
わだかまりなく
一つ一つキレイに精算していく。

そうしていくことで『 本当の私 』が顕れ出てきてくれるのです。

✲ この記事はオンラインサロンにコラムとして投稿したものに加筆しています (2020-12-01) 。