
前回の記事で『魔境』について少し書きましたね。
私が魔境について
「恐ろしいものじゃないですよ」
となぜ断言できたのか分かりますか?
それは
私が魔境を実際に経験し、
通過した実体験者で、
魔境についてとことん内観し、
魔境と呼ばれてきたものの正体を見抜いたから
言えているのですよ。
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今回は『真理』というタイトルにしてみました。
人それぞれに意見はあるかと思いますが、
私の中で『真理』と『真実』は確実に違います。
真理は『真の理 (真のことわり) 』。
『神理 (神のことわり) 』でもある。
これはこの世で唯一、永久普遍のもの。
すべての人間に同じように通じるもの。
一方、真実は、人それぞれに異なり、個人の中でも折に触れ変化していくもの。
私はそんな風に考えています。
この記事では、どうすれば真理を知覚するようになれるのか、
その仕組みをできるだけ解りやすく書こうと思います。
✳︎
私がこのサイトを始めようと決心できたのは
「自分が5次元覚醒した ( 悟り終了した ) 」
と確信を得たからです。
これは、
私が長年 自我&エゴを淡々と内観昇華させてきて、
意識のお掃除をしてきて、
意識のフィルターがクリアになっているからこそ、
内観して得た情報、
知覚できたこと、
降りてきたもの、
浮かんでくることが真実なのだと、
自分自身で確信を得られるようになれたから。
『意識のお掃除』とは、
顕在意識、潜在意識、深層意識という意識の部屋をクリアにしていくこと。
( ※ 精神分析学では人間の精神構造を表層意識・潜在意識・無意識などという3つの層に分けていますけど、私は特に分けなくてもいいんじゃないかと思ってます)
この意識というのはアナタの『 我 (われ) 』のことです。
元々の私たちの意識は純粋な『 我 (われ) 』なのですけど、
ほとんどの人が現在
言い方は悪いですが
この意識の部屋がゴミ屋敷のようになってしまっているのです。
数十年生きてきて
自我やエゴというガラクタで
この意識の部屋がパンパンになっている状態なのです。
自我&エゴとは、
観念
常識
既成概念
思い込み
決めつけ
こだわりや執着
勘違い
各種の専門知識
などのことです。
私たちの『意識の部屋』には
これらがパンパンに詰まっているのです。
今のアナタがたは
この意識の部屋が元々の純粋な『 我 』ではなく、
自我 (頭) に占められていて、
自我 (頭) に支配されている状態なのです。
ほとんどすべての人間は
その状態で日常生活を送っている
ということです。
そして減らすことはせず
自我&エゴを増やし続けているのです。
この意識の部屋は
(イメージしてみてね)
今は自我&エゴというガラクタでパンパンになっていて
窓からの光も入ってこれない状態で真っ暗なのですが、
お掃除していくと
ガラクタが少しずつ減っていくから
窓も少しずつあらわになってきて
光が差し込んでくるようになるのです。
それが目が開いてくる (目醒めてくる・覚醒) ということなのです。
お掃除といっても、
ガラクタ (自我&エゴ) を
部屋の外にポイポイ出して捨てていく!
んじゃないのです。
言ってみれば “透明 (クリア)” にしていくことなのです。
スピリチュアルでは「浄化」とよく言いますが、
私的にはなんか違うかなと思っています。
浄化しなきゃならないような汚れたものはそもそもないし、
自我とは『 我 』から生まれたものなのだから。
透明 (クリア) になるとは、
内観し昇華された自我&エゴが
その部屋 ( 意識 =『 我 』) に
シュ~って吸収されていく、
生まれた場所に戻っていくようなイメージなのです。
そのガラクタ (自我&エゴ) が透明になっていくごとに
その意識の部屋の空いたスペースに真我 (真の我) が顕れ出て来れるようになっていく。
部屋 ( 意識 =『 我 』) の中で
自我と真我が徐々に融合 (統合) していくイメージです。
自我がきれいにお掃除できたら
自我と真我は一体になり (統合)
自我でもない真我でもない純粋な『 我 』となる。
真我には対になる自我があり、
これらの状態ではまだ二元ですからね。
でも『 我 』になると一元になる。
それまでは自分という肉体をもった人間としての意識が『 自我 』だったのが、
『 我 』として地球で暮らしていくようになるのです。
これが 真の悟り (解脱) なのです。
そしてこれが 真我覚醒の道程 なのです。
⇩こちらにより詳しく説明してます。
この真我覚醒の道程を経ないと
確信の得られる知覚や情報はそう簡単には降りてきませんし、
真理なんて到底たどり着けません。
“自我&エゴ” の頭であれこれ考えてみても
自我&エゴに都合のいいマヤカシの知覚や情報しか降りて来ませんし、
目に入って来ないのです。
4次元での情報が降りてくるとは
閃きや直感
リーディング
ご宣託
霊言
チャネリングメッセージ
などのことですね。
その降りてきた情報を
自分で内観・検証しないまま
ネットや本などで拡散し
マヤカシや幻想でゴチャゴチャになってしまっているのがスピリチュアル世界であり
今の地球なのです。
『真理』の知覚は
自分自身で地道にコツコツ意識の部屋のお掃除をし
真我覚醒していかないと
自我&エゴの頭で知らされることは決してないのです。
例えば『エゴ』の解説ひとつとってみても
みんなが様々なことを書いていますよね。
『エゴ』という情報が1つにきちんと定まっていないのがよく分かります。
各々が自我の頭で思考判断したことを書いていて
真理に基づいていないから
こういうことが起きているわけです。
スピリチュアル世界では
自我&エゴまんまなのに
自分の考えが正しいと
真理だと
思い込んでいる人がホントに多いのです。
それは常に己を省みることをやっていないからです。
あちこちのスピブログとか読んでいると
自信満々で自分のスピ的能力、覚醒はかなりいいレベルまで来てると内心で思っている人もたくさんいらっしゃる。
(謙虚なフリはしてても私からは丸見えです)
私はなんでそんなに自信満々でいられるのかが不思議でならない。
己を省みる習慣があると
自分のスピ的覚醒レベルがスゴイなんて
簡単には思えないはずなのですけどね。
(かといって自己卑下するのも違うのですよ、自己卑下も自我&エゴですから)
まぁ 彼らは自己満足に浸りきって
自我&エゴを楽しんでいるのだから
それはそれでいいのですけどね。
真理ってね、
この地球では簡単に解り得ないようになっているのですよ。
世界じゅうの本やスピブログを読み尽くしても載ってはいません。
それを自分自身で探求することこそが
地球での私たちの楽しみなのだから
簡単には解らないようになっているのですよ。
例えば
覚者たちの本を何百冊と読んでいる人もたくさんいるようですが、
それは知識を頭に詰め込んでいるだけで、
それは自我&エゴを満足させているだけ。
4次元レベルにまで来ている人たちは
仕入れたそれらの膨大な知識を
一つ一つ
内観
検証
精査
そして自分の腑で納得していかないとならないのですよ (★)
だけど ほとんどの人がそれをやっていない。
スピ本のレビューとかを読むとよく分かるのですけど、
「これは正しいこと、真理が書かれています」
とかって感想を言ってるでしょう。
「これは正しいこと、真理が書かれている」
って思っている
思いたいのは
自我なのだ
ということに読者さんたちは気がついていないのですよね。
スピの人たちは
頭 (己の自我&エゴ) で理解しているだけで、
さらに、
自分の頭 (自我) が納得できないものや人を糾弾しようとする人もスピ世界にはたくさんいるんですよね。
これがスピリチュアル世界の現状です。
上に書いたこと (★) をやらないままだと
仕入れた知識や情報は
意識の部屋のガラクタになって
溜め込まれていきます。
その意識の部屋がパンパンなのが今のアナタがたなのです。
それから、
仏典や教典や聖書、覚者たちの本、
これらは参考にするのはもちろん構わないのですけど、
真理であるとは思わない方がいいです。
真理はアナタが自分自身で見つけ出していくものなのですからね。
ついでですので『輪廻転生』のことも少し書いておきましょう。
私は
自分で前世を思い出す
という体験を何度かしたことがありました。
(ヒプノセラピーや人から聞かされたのではなく)
フワフワスピにハマっていた私は
しばらくはその前世体験に浸って楽しみました。
でも内観の習慣がすでに身についていましたし、
疑うことを常にやっていた私は
自分のこの前世体験についても徹底的に内観したのです。
そして
「 輪廻転生は 〇〇 (アル/ナイ) 」
という最終結論を出しました。
だけどね、
私は「前世の記憶を思い出す」という体験はしましたが、
「死んで生まれ変わってきた」という体験はしてないのですよね。
ゆえにその体験について内観・検証したこともありません。
なので
「輪廻転生は〇〇」
とは断言できかねるのです。
だからこのサイトでそれを解ったかのようには書けません。
私が出した結論
「輪廻転生は〇〇、これが真理です」
とは私からは言えません。
私に言えるのは
輪廻転生についても何にしても、
古来からのたくさんの覚者、聖者、宇宙や高次元のマスターたちの語ることを信じる、鵜呑みにする、
ではなく、
彼らが語ってきていることを
アナタが自分自身で内観・検証していくしかないんですよ
ということです。